2009年9月2日水曜日

Windows の USB のほうが疲れる

今日は、Windows には「とことん」疲労し、BeagleBoard の Linux にはとことん感心した一日になりました。

ThinkPad T42 に Windows XP SP3 を入れてからというもの、なんだかいろいろ調子が悪いです。昨日書いたように、第一には認識しない USB デバイスが増えたような気がすることです。でも、昨日の USB シリアルコンバータについては無事に解決策が見つかったので、あとで書きます。

その他の問題は、Windows 2000 で動かしている Faros (ビーコンモニタ)で、USB の帯域不足だといって Creative Sound Blaster Digital Music SX の接続がたびたび落ちてしまうことです。専用の USB インターフェイスをかましているのに、たかだか 48kHz サンプリング 16ビット量子化(ステレオ)の入力で落ちてしまうというのは許せません。同社のウェブサイトにはろくな技術情報がなく、インストーラも過剰で使いにくいものです。もう、絶対 Creative 製品は買いません、決めました。

もう一つは最近、Windows XP SP3 で、USB ハブ周りの問題が多いことです。ハブの活線挿抜ができなくなったり、ハブの接続でだんまりになったり、もうひどいです。今日、Linux の USB 周りが実に安定して見えたので、余計対照的に思えました。以前は、Windows XP でもそんなことなかったような気がするんだけどなー。SP3 のせいかな? (← 決め付け)

さて。寂しい話ばかりになってしまったので、BeagleBoard で無事に USB Ethernet と USB Wi-Fi を認識した話です。まだネットの接続はできていないのですが、とりあえず認識はしました。

まず Linux のインストールです。私の BeagleBoard はリビジョン B6 なのですが、最新のリビジョン C2 の説明に従ってインストールして、問題なく動作しました。というか、リビジョン B6 時代の必要ファイルは、ネットでうまく見つからないのです。リビジョン C のファイルで動くか不安だったのですが、特に大きな問題はありませんでした。ブート中に Linux カーネルからいろいろ warning が出ますが、これは追々調べていきます。

続いて、USB にいろいろペリフェラルを繋ぎながら実験です。使ったのは以下のペリフェラルです。

  • バッファロー LUA-U2-KTX (USB Ethernet, 手持ち)
  • PLANEX GW-US54GXS (USB Wi-Fi, 新規購入)

まず最初に、USB Ethernet を繋いだときの dmesg と ifconfig です。

usb 2-1: reset high speed USB device using musb_hdrc and address 2
usb 2-1.3: new high speed USB device using musb_hdrc and address 3
usb 2-1.3: device v0411 p003d is not supported
usb 2-1.3: configuration #1 chosen from 1 choice
eth0: register 'asix' at usb-musb_hdrc-1.3, ASIX AX8817x USB 2.0 Ethernet, 00:07:40:xx:xx:xx

# ifconfig eth0
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:07:40:xx:xx:xx
          BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000 
          RX bytes:0 (0.0 B)  TX bytes:0 (0.0 B)
次に、USB Wi-Fi です。
usb 2-1.1: new high speed USB device using musb_hdrc and address 4
usb 2-1.1: device v2019 p5303 is not supported
usb 2-1.1: configuration #1 chosen from 1 choice
usb 2-1.1: reset high speed USB device using musb_hdrc and address 4
zd1211rw 2-1.1:1.0: phy0

# ifconfig -a (抜粋)
wlan0     Link encap:Ethernet  HWaddr 00:22:CF:xx:xx:xx
          BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000 
          RX bytes:0 (0.0 B)  TX bytes:0 (0.0 B)

wmaster0  Link encap:UNSPEC  HWaddr xx-xx-xx-xx-xx-xx-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00  
          BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000 
          RX bytes:0 (0.0 B)  TX bytes:0 (0.0 B)
Linux の Wi-Fi の扱いはよく分かっていないのですが、ifconfig up しようとしたら、firmware がないというエラーが出ました。
# ifconfig wlan0 up
usb 2-1.1: firmware: requesting zd1211/zd1211b_ub
usb 2-1.1: Could not load firmware file zd1211/zd1211b_ub. Error number -2
zd1211rw 2-1.1:1.0: couldn't load firmware. Error number -2
ifconfig: SIOCSIFFLAGS: No such file or directory
この辺は、いずれ調査しようと思います。とりあえず、デバイス自身は認識されて良かったです。

あ、最後にカーネルの情報(抜粋)など。

# dmesg
Linux version 2.6.28-omap1 (root@tiioss) (gcc version 4.2.1 (CodeSourcery Sourcery G++ Lite 2007q3-51)) #2 Thu Feb 19 12:45:34 IST 2009
CPU: ARMv7 Processor [411fc082] revision 2 (ARMv7), cr=10c5387f
CPU: VIPT nonaliasing data cache, VIPT nonaliasing instruction cache
Machine: OMAP3 Beagle Board

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